Amazon大口出品と小口出品の違いを解説

はじめに

この記事はAmazonに出品する際、どちらのプランを選択するかの悩みを解決します。

今回紹介する内容は以下の3つになります。

  • 大口出品と小口出品の違い
  • 大口出品と小口出品それぞれのメリット
  • 適している出品形態の選び方

それぞれ詳しく解説していきます。

Amazonの大口出品と小口出品とは

Amazonでの出品方法には、大口出品と小口出品という2つの主要なオプションがあります。これらの違いについて詳しく解説します。

大口出品の概要

月額費用は商品の出品や販売の有無にかかわらず、発生

Amazonの大口出品と小口出品の重要な違いの1つは、4,900円の月額費用です。
月額費用は商品の出品や販売の有無にかかわらず発生します。販売していないのに月額手数料が引かれている場合も正しい挙動となりますので、もし大口出品にしているが今後出品をしないのであれば解約をしないと月額費用は引き落とされ続けます。

注文レポートや詳細なビジネスレポートの取得が可能

大口出品と小口出品のもう一つの違いは、ビジネスデータの取得方法です。
大口出品では、注文レポートや詳細なビジネスレポートを容易に取得できます。
これにより、売上データや顧客傾向を分析し、効果的な戦略を策定するのに役立ちます。貴重なデータを駆使して、売上を最大化しましょう。

大口出品では、在庫ファイル使用した一括での商品登録が可能

大口出品は、在庫ファイルを使用して一括で多くの商品を登録できることです。
これに対して、小口出品では個別に商品情報を入力する必要があります。大口出品を活用することで、時間と手間を節約し、効率的な出品が可能となります。
多くの商品を扱うビジネスにとって作業工数が削減され、他の仕事に専念することが出来ます。

Amazon小口出品の概要

月額料金が発生しない

小口出品は、Amazonで商品を販売するための選択肢の一つです。
この出品方法の特徴の1つは、月額料金が発生しないことです。大口出品と異なり、毎月の固定費用がかからないため、販売者にとってリスクが低いと言えます。
この点は、予算に制約のある新興ビジネスや個人販売者にとって魅力的です。

基本成約料を支払う必要がある

小口出品を選択した場合、代わりに基本成約料が商品ごとに100円支払われます。したがって、販売実績に応じて料金が発生するため、リスクとリターンをバランス良く考える必要があります。
小口出品は、販売実績が少ない販売者に適しています。

在庫ファイルやレポートの使用が出来ない

小口出品では、大口出品で利用可能な在庫ファイルや詳細なビジネスレポートの使用が制限されます
商品情報を個別に入力する必要があり、販売データの分析も制約されます。
このため、販売者は手作業でのデータ管理やマーケティング戦略の策定に注意を払う必要があります。
しかし、月額料金のかからない小口出品は、初期投資を最小限に抑えたい販売者にとって魅力的な選択肢です。

大口出品と小口出品それぞれの機能の利用可否について詳しくは下記を参照ください。

(出典:Amazonセラーセントラルヘルプ

Amazon 大口出品と小口出品それぞれのメリット

ここでは大口出品と小口出品それぞれのメリットについて解説します。
基本的に推奨は大口出品となりますが、自身で行っている事業規模に合わせて出品形態の選定をしましょう。

大口出品のメリット

カートの取得が出来る

大口出品にするとカートボックスの取得が出来ます。Amazonでは1商品につき一つの商品ページが存在しています。

カートボックスの取得が出来ていると画像赤枠ない、「カートに入れる」「今すぐ買う」ボタンからユーザーが購入した際に販売がされます。

小口出品の場合は「カートに入れる」「今すぐ買う」ボタンからのはんばいが出来ず、その下の「その他の出品者」のボタンからでしか購入が出来ないので販売機会の損失に繋がってしまいます。

レポートの取得が可能

大口出品を利用すると、注文レポートやビジネスレポートなど、貴重なデータを取得できます。
これらのレポートは売上の分析や販売戦略の評価に役立ちます。
データ駆動型のアプローチを取りたい販売者にとって、これらのレポートは非常に重要です。

Amazonで販売されていない新規の出品が可能

大口出品を選択することで、Amazonでまだ販売されていない新しい商品を出品することができます。
これは市場での競争をリードし、独自性のある商品を提供するチャンスを提供します。
新規商品の出品は、大口出品の特典の一つと言えます。

配送料の設定が可能

大口出品では、配送料を設定する自由度が高いです。
販売者は商品の性質や需要に応じて配送料を調整できます。

小口出品で制限されているカテゴリに出品が出来る

大口出品では小口出品で制限されているカテゴリにも出品が可能です。
幅広い商品ラインナップを持つ販売者にとって、これは市場での多様な機会を開くものとなります。
新たな市場に進出し、成長を促進するためには、大口出品が有力な選択肢です。以下がそのカテゴリになります。

  • 時計
  • ヘルス&ビューティー
  • アパレル・シューズ・バッグ
  • コスメ
  • ジュエリー
  • 食品&飲料
  • ペット用品

小口出品のメリット

商品の月間の販売数が49件未満であれば大口出品より安い

商品を大量に販売するためのツールやAmazonマーケットプレイスWebサービスのAPI機能を利用する必要がなければ、大口出品者として月間登録料を支払うより、小口出品形態の方が費用対効果が高い場合があります。

小口出品者は月間登録料の代わりに、商品が販売されると、商品ごとの手数料に加えて販売手数料を支払います。詳しくは、出品形態と手数料をご覧ください。小口出品者および大口出品者の手数料について詳しくは出品手数料をご覧ください。

参考:Amazonセラーセントラルヘルプ

おすすめの出品形態

大口出品小口出品それぞれのメリットをまとめてきましたが、正直なところで言うと大口出品がおすすめです。

大口出品がおすすめな理由は、主にビジネスの性質に合致している点です。
大口出品は、多くの商品を扱い、効率的な管理や大量販売が必要な場合に最適です。
特に、需要の変動が激しい市場や季節に左右される商品にとって、大口出品は大きな利点を持っています。

ただし、ビジネスの状況や戦略によっては、小口出品も有用な場合があります。
小口出品は、少ない在庫から始め、需要に応じて柔軟に成長させるために適しています。
したがって、選択肢を検討する際には、ビジネスの目標や市場状況を十分に考慮することが重要です。

Amazon 大口出品と小口出品の違いまとめ

ここまで大口出品と小口出品の違いやメリットについて解説してきました。
推奨としては大口出品ですが、在庫が少数の場合は小口出品の方が費用対効果としては良い場合もありますのでここまでの内容を踏まえて出品形態の選定をしていただければと思います。

Amazon 大口出品と小口出品の違いよくある質問

Q.どのツールも使用しておらず、大口出品の解約を希望しています。返金を受けられますか?

登録して以降、大口出品のツールや特典を利用していない場合は、大口出品における返金の対象となります。大口出品の利用を終了する場合は、1回限定で、最大3か月分の月間登録料の返金返金の対象となります。返金リクエストは、大口出品の販売手数料の支払い日から90日以内に申請する必要があります。 これらの返金の基準を満たしている場合は、返金についてAmazonテクニカルサポートにお問い合わせください。

Q.誤って大口出品に登録し、月間登録料について認識していませんでした。返金を受けられますか?

誤って大口出品に登録した場合、Amazonは免除を行うことができません。月間登録料については、登録時に通知されており、Amazon出品サービスの手数料にも記載されています。ただし、前述のとおり、90日以内であれば、大口出品のツールや特典をまったく利用していない場合、1回限定で返金の対象となる可能性があります。

Q.売上が発生しなかった場合、直近の請求に対する返金を受けられますか?

いいえ。月間登録料は、ツールや特典へのアクセスに対して請求されます。Amazonが出品者の販売記録に基づいて返金を行うことはありません。

(参考:Amazonセラーセントラルヘルプ

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