アフィリエイト広告とは。アフィリエイトの構造や種類、そして利用の際のメリットやデメリットなど、ビジネス加速のために抑えておきたいアフィリエイト広告を徹底解説

はじめに

ECを開業したけれども、思ったように集客ができていない。集客をしたいと考えているけれど、最初から予算をとって広告配信を行うほどの余裕はない。そういったお悩みを解消できる手法の一つに、アフィリエイトがあります。今回は、アフィリエイトの仕組みから、メリット・デメリット、おすすめのASPについて解説していきます。

アフィリエイト広告とは

アフィリエイト広告の定義や意味について、色々な見方がありますが、この記事の中では、「記事やコンテンツを通じて、お客様に訴求する広告」をアフィリエイト広告としたいと思います。なので、アフィリエイト広告と言っても、その中でいくつかの種類に分類することができ、それぞれ仕組みや課金方法が異なります。

アフィリエイト広告の種類

アフィリエイト広告には大きく、SEO型と運用型の2種類に分類されます。ですのでそれぞれについて、その仕組みや課金方式について解説を行っていきます。

SEO型

概要

一般にアフィリエイト広告として語られるのは、このSEO型のアフィリエイト広告です。SEO型のアフィリエイト広告では、検索結果に上位表示されているサイト内に、自社商品やブランドを訴求する内容を記載してもらい広告を行います。何かを検索した時に、「おすすめ○選」といった具合に、いくつかの製品を紹介しているサイトをみたことがあると思いますが、ああいった類のサイトがアフィリエイト広告で利用されているサイトです。
この方式では、基本的に課金方法にかかわらず、掲載先のサイトやメディアの持ち主に対して、広告費を支払います

特徴

SEO型のアフィリエイト広告の特徴は、プル型の広告、つまり製品やサービスにある程度興味を持っている人に対してアプローチできるところにあります。一般的な広告は、配信対象の限定の程度の差はあれ、商品自体に興味を持っているかは不明確な人に対して配信を行います。しかしSEO型のアフィリエイト広告は、検索結果で表示されるサイト内に広告を置くことができるので、製品やサービスに何らかの関心を持っている人であることが約束されており、他の広告手法よりも転換率が高くなりやすいです。
また、自社広告ではなく、あくまで記事やコンテンツ内に掲載を行うので、第三者的目線で書かれており、広告だと気づかれずに訴求を行うことができるというのも、SEO型の特徴です。

課金方式

SEO型の課金方式は成果報酬型、Imp課金型、固定報酬型などのいくつかの種類があります。一番メジャーなのは成果報酬型で、成約が出るたびにメディアやサイトの持ち主に対して報酬を支払います。Imp課金型は、掲載先のサイトやメディアの閲覧者数に応じて報酬を支払います。固定報酬型は、一定期間ごとに、サイトやメディアの持ち主に一定額の報酬を支払います。

運用型

概要

運用型のアフィリエイト広告は、別名「記事アフィリエイト」とも呼ばれていて、製品やサービスについて紹介する記事をFacebookやInstagram、Googleなどのプラットフォームを利用して配信し、購買を促す広告手法です。運用型のアフィリエイト広告の場合は、自社専用のコンテンツを作成することになるので、実際に利用した場合、記事を執筆とその配信運用をしてくれる企業に対して、広告費を支払うことになります

特徴

運用型のアフィリエイト広告では、アプローチする人数をある程度調節しながら多くの人にアプローチができます。SEO型のアフィリエイトの場合、検索キーワードの検索ボリュームがアプローチできる人間の数を意味しますので、もっと露出を増やしたいと思っても、それは叶いません。しかし、運用型であれば、アプローチする人数は、配信時のターゲティングなどによってある程度操作することが可能なので、アプローチ人数について操作することが可能です。
また、運用型のアフィリエイトも、自社専用のサイトとはいえ、読者の興味を引き納得させる必要があるので、第三者的な立場でコンテンツが書かれる場合がほとんどです。なので、SEO型と同様に、広告だと気づかれずに訴求を行うことができるという特徴を持っています。

課金方式

運用型の課金方式は大抵、成果報酬型であることがほとんどです。商品が成約する度、一定金額が課金されます。記事やコンテンツの作成と、その配信・運用にかかる費用は、受注側が負担してくれることになるので、SEO型のアフィリエイトと比較すると、費用が高くなる場合が多いです。

ASPとは

アフィリエイト広告を調べるとよく目にするワードとしてASPというものがあります。ASPとは、アフィリエイトサービスプロバイダー(Affiliate Service Provider)の略語で、広告主と、広告を自分のサイトやメディアに載せてもいいと考える人(「おすすめ○選」などのサイトの持ち主)をつなげる役割をはたすものです。なので、ASPが関係するのは、SEO型のアフィリエイトの場合です。ASPを利用すると、広告を掲載してくれるメディア探しなどを行う必要がなくなり、各サイト・メディアの持ち主と報酬額について都度交渉を行う必要がなくなるといったメリットがあります。

アフィリエイト広告のメリット

費用対効果が高い

一般にアフィリエイト広告は費用対効果が高いと言われています。それは、読者目線で記事やコンテンツが書かれているため、訴求内容について読者を納得させやすく、成約までつながりやすいことが挙げられています。

コストが無駄にならない

アフィリエイト広告は、成果報酬型で利用することが多いので、投下コストが無駄になることはありません。一般的なリスティング広告や、配信型の広告だと、クリック数や、表示回数で課金されるので、成約数に関わらず料金が発生します。しかし、成果報酬型の場合は、成約が出なければ費用は発生しませんので、広告費が無駄になることも、売上よりも広告費が高くなってしまうといったこともありません

広告として認識されにくい

SEO形にしても、運用型にしても、基本的には第三者的な視点でコンテンツや記事が作成されます。そのため、他の広告手法と比較した時に、広告として認識されにくいので、広告嫌いのお客様に対しても効果的にアプローチをすることができます

アフィリエイト広告のデメリット

リーチが限定的

アフィリエイトでよく使われる手法は、SEO型のアフィリエイトです。そのため、自社製品に関連した検索ワードの検索ボリュームがアプローチできる人数の天井となります。他の広告手法なら、予算を増やしてさらに大規模な人数にリーチすることも可能ですが、SEO型のアフィリエイトではそれができないということは理解しておきましょう。

ブランド毀損の可能性がある

あらゆる広告手法はブランド毀損のリスクを孕んでいますが、アフィリエイトは他の手法と比較して、ややブランドを毀損してしまうリスクが高いです。というのは、SEO型、特にASPを利用してアフィリエイトを行う場合、自分が望まないようなサイトで自社の製品・サービスを紹介されてしまったり、思わぬ書きぶりをされてしまう可能性があるからです。また、第三者的な視点で記事やコンテンツが書かれるので、ステマと勘違いされて嫌われてしまうリスクもあります

掲載順位や実施可否の不確実性がある

アフィリエイトをやりたいと思っても、必ずできるわけではありません。特にSEO型のアフィリエイトの場合、ご自身の製品やサービスがある程度良質なものであることが求められます。検索順位が高い位置を占めているサイト・メディアは、適切な情報提供を行っているからその位置を占めていられるので、粗悪な製品を紹介してしまうとメディアの信頼を失ってしまいます。そのため、メディア側も商品を掲載するかどうか判断をしますので、必ずしも掲載されるという訳ではありません。また、SEO型の場合は、自社製品だけではく他社製品も紹介されていることが多いので、ランキング形式などで紹介されていると、自社よりも他社サービスの方が魅力的に紹介されてしまうといったケースも珍しくありません。この部分に関しては、報酬額や製品の魅力にもよるので一概にはいえませんが、必ずしも自社製品がNo.1として広告される訳ではないということを理解しておいてください。

おすすめのASP

A8.net

A8.netはASPとして20年以上もサービスを展開しており、業界でも最大級の提携メディアを有しています。そのため、幅広いジャンルでのアフィリエイト広告の出稿にも対応可能で、事実、国内でも 21,000社の導入実績を持っています。またアフィリエイトを利用した企業からの満足度がNo.1ということで、アフィリエイト広告を掲載したいが、掲載先が見つからないといったリスクが少ないASPだと言えるでしょう。

https://support.a8.net/ec/start/?utm_source=a8net&utm_medium=referral&order_no=A1000034846

MONKEY

MONKEYは、SARUCREWが行う広告代理事業の一つとして、アフィリエイトサービスです。SARUCREWでは、魅力的なLPの作り方までコンサルティングしてくれるので、転換率の高いLPとその配信先の両方を手にすることができます。また、配信先のサイトを魅力的にするサービスも展開しているので、流入数や流入する人の属性にも期待がもてます。

afb

afbは株式会社フォーイットの運営するアフィリエイトサービスです。afbでは、広告主1社につき、1人の専属のコンサルタントがついてくれるため、実施に不安を抱える方であってもASPを簡単に実施することができます。また、実績も、12,000件以上もの案件を手がけており、信頼性が高いASPだと言えるでしょう。

https://www.afi-b.com/general/client/about/afb

VALUE COMMERCE

バリューコマースは提携メディア数85万を超えるASPです。また、配信先についても、一つ一つのサイトを目視で審査を行っており、ブランド毀損に繋がってしまうようなサイトが含まれているリスクは小さいと言えそうです。年間6,500万回もアフィリエイト経由で成約が生まれているようなので、転換率の良い掲載先があるのではないかと考えられます。

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