2023 / 06 / 02
2023 / 06 / 02 集客

ECサイトで見るべき重要な指標・KPI

訪問者（アクセス）数

訪問者数は、サイトへのアクセス数やユニークユーザー数を指し、サイトの知名度や集客力を示す重要な情報となります。

CVR（コンバージョンレート）

CVRは、訪問者が実際に購買や目標達成を行う割合を示します。CVRを改善させるためには購入に至るまでの段階（＝ファネル）のどこに問題があるのかを特定して一つずつ改善させます。以下にCVRを改善させるために確認すべき代表的な指標をご紹介します。

直帰率

直帰率はユーザーがサイトに訪れた後に直ちに離脱してしまう割合を示します。直帰率が高いということは、ユーザーがサイトに興味を持たずに離脱してしまっていることを意味します。

カート追加率

カート追加率は商品をカートに追加するユーザーの割合を示します。カート追加率が高いということは、ユーザーが商品に関心を持ち、購買意欲を抱いていることを示します。

かご落ち率

かご落ち率はユーザーがカートに商品を追加した後に購入を中断してしまう割合を示します。かご落ち率が高いということは、ユーザーが最終的な購買まで至らずに離脱してしまっていることを意味します。

購入単価・購入数

購入単価は、1回あたりの購入における平均的な金額を示します。購入数は、特定の期間内に実際に購入された商品の数を指し、売上や需要の動向を分析するために利用されます。

リピート率

リピート率は、ECサイトにおける重要な指標の一つであり、既存顧客が再び購買を行う割合を示します。リピート率の高いサイトは、顧客ロイヤリティや顧客満足度が高いことを示します。

訪問者（アクセス）数を伸ばすための施策

広告の活用

広告の活用は、ECサイトの訪問者数を増やすために非常に効果的な施策です。具体的な広告手法としては、Google AdsやFacebook Adsなどのオンライン広告を活用することが一般的です。キーワードやターゲット設定を適切に行い、ターゲットユーザーにリーチする広告を展開します。また、効果測定やデータ分析を通じて広告の最適化を行い、より効果的な広告戦略を構築します。

SNSの活用

SNS（ソーシャルネットワーキングサービス）の活用も、訪問者数を増やすために有効な手段です。SNSプラットフォーム（例：Instagram、Twitter、Facebook）上でのコンテンツのシェアやプロモーションを通じて、ECサイトへのアクセスを促します。魅力的なコンテンツやキャンペーンを提供し、ユーザーの関心を引きつけることが重要です。また、SNS上でのコミュニケーションや顧客対応も積極的に行い、ユーザーとの関係を構築します。

SEO対策

SEO対策は、ECサイトの訪問者数を増やす上で欠かせない施策です。適切なキーワードリサーチを行い、サイト内のコンテンツやメタデータにキーワードを適切に配置します。また、サイトの構造やナビゲーションの最適化、ユーザー体験の向上も重要な要素です。外部リンクの獲得やコンテンツマーケティングを通じて、検索エンジンの評価を高めることで、より多くのユーザーにサイトへのアクセスを促します。

CVR（コンバージョンレート）を改善するための施策

直帰率

直帰率を改善するためには、以下の施策が有効です。

ページ表示速度の改善

ページ表示速度が遅いと、ユーザーは待ち続けることなくサイトを離れてしまう可能性があります。ページの読み込み時間を短縮するために、画像やスクリプトの最適化、キャッシュの活用などのテクニックを導入します。

レスポンシブ（モバイル）対応

モバイルデバイスからのアクセスが増えている現在、レスポンシブデザインは重要な要素です。ユーザーがスマートフォンやタブレットからも快適にサイトを閲覧できるように、レスポンシブ対応のサイトデザインを採用します。

カート追加率

カート追加率を向上させるためには、以下の施策が効果的です。

商品画像・商品説明の充実

ユーザーが商品に興味を持ち、カートに追加するためには、魅力的な商品画像と詳細な商品説明が必要です。商品画像は高品質で多角的な視点から商品を撮影し、商品の特徴や利点を的確に伝えることが重要です。また、商品説明では商品の仕様や特徴、利用シーンなどを具体的に記載し、ユーザーが商品の魅力を理解しやすくします。

ガイド・チャットなどによる購入のサポート

ユーザーが迷わずに商品をカートに追加できるようにするために、ガイドやチャットなどの購入サポート機能を導入します。ユーザーは商品に興味を持った際に注文方法、配送方法、返品方法などの情報を知りたい場合にガイドで必要な情報を入手することができます。チャットではリアルタイムでの質問や相談に応じることができます。これらにより、ユーザーが不安や疑問を解消でき、スムーズなカート追加が促進されます。

かご落ち率

かご落ち率の改善のためには以下のような施策が実施できます。

決済手段の多様化

ユーザーが決済手段に制約を感じると、かご落ちの原因となる場合があります。さまざまな決済オプションを提供し、ユーザーが自分に適した決済手段を選べるようにします。クレジットカードやデビットカード、電子マネー、銀行振込など、幅広い決済方法を導入することで、ユーザーの利便性を向上させます。

入力フォームの簡素化・入力アシスト機能の追加

ユーザーが購入手続きを途中で断念する原因の一つは、煩雑な入力フォームです。入力フォームの項目を最小限に絞り、必要最低限の情報のみを求めるようにします。また、入力アシスト機能を導入し、自動的に入力を補完したり、間違いを防止したりすることで、ユーザーの負担を軽減します。

購入単価・購入数

クロスセル・アップセル

クロスセルとは、ユーザーが既に購入した商品と関連性のある追加の商品を提案することです。アップセルとは、ユーザーが既に選んだ商品のアップグレードや高額バージョンを提案することです。これらの施策を導入することで、ユーザーが関心を持って追加商品を購入したり、より高額な商品を選択したりする可能性が高まります。

セット商品の販売

複数の商品をセットにして特別価格で提供することで購入単価を向上させます。ユーザーは個々の商品を単独で購入するよりも、セット商品を選ぶことで割引や特典を受けられるメリットがあります。セット商品の魅力的な組み合わせや割引率を設定し、ユーザーにお得感を提供することで、購入単価と購入数の増加を促します。

リピート率

メルマガ

メルマガを活用して顧客とのコミュニケーションを強化しましょう。定期的に情報や特典を提供することで、顧客が再び購買に至るきっかけを与えます。魅力的なコンテンツや限定セール情報を配信し、顧客の関心を引き続けることが重要です。

ロイヤリティプログラムの導入

顧客の忠誠心を高めるために、ロイヤリティプログラムを導入しましょう。特典やポイント制度を通じて、顧客の購買行動を促進します。積極的なポイント還元や会員特典などを提供し、顧客にとっての付加価値を提供します。

会員限定クーポン・キャンペーンの実施

会員限定のクーポンやキャンペーンを実施することで、リピート率を向上させることができます。会員に対して特別な割引や限定商品の提供を行うことで、顧客の再購買意欲を高めます。また、限定キャンペーンを通じて新商品の紹介や既存商品の再購入を促進することも重要です。

まとめ

ECサイトで重要な指標・KPIを理解し、それらを改善するための施策を実施することは、ビジネスの成功に欠かせません。

• 訪問者（アクセス）数を伸ばすためには、広告の活用、SNSの活用、SEO対策が効果的です。効果的な広告キャンペーンやソーシャルメディアの活用、検索エンジン最適化によって、サイトへの訪問者数を増やしましょう。
• CVR（コンバージョンレート）を改善するためには、直帰率の低下、カート追加率の向上、かご落ち率の改善が重要です。ページ表示速度の改善やレスポンシブ対応、購入導線の見直しに注力しましょう。
• 購入単価・購入数を増やすためには、クロスセル・アップセルの施策やセット商品の販売が効果的です。顧客に関連商品を提案するクロスセルやアップセル、セット商品の魅力的な提供によって、購入単価と購入数を増やしましょう。
• リピート率を向上させるためには、メルマガの活用、ロイヤリティプログラムの導入、会員限定クーポン・キャンペーンの実施が有効です。顧客とのコミュニケーション強化や特典の提供を通じて、顧客のロイヤリティを高め、リピート購買を促進しましょう。

これらの施策を継続的に実施することで、ECサイトの成果を最大化し、ビジネスの成功を目指しましょう。常に最新のトレンドや顧客のニーズを把握し、施策の改善と最適化に取り組むことが重要です。

よくある質問

Q1: ECサイトでの決済方法はどのようなものがありますか？

ECサイトで一般的に利用される決済方法には、クレジットカード決済、銀行振込、代金引換、コンビニエンスストアでの支払い、電子マネーなどがあります。これらの決済方法を提供することで、顧客の利便性を高めることができます。

Q2: ECサイトの商品写真や商品説明はどのように作成すればいいですか？

商品写真はクリアで鮮明な画像を使用し、商品の特徴や使用方法をわかりやすく伝えるようにしましょう。また、商品説明は簡潔でわかりやすく書き、商品の魅力や利点を強調することが重要です。プロの写真撮影やコピーライティングの専門家の協力を得ることも検討しましょう。