BigQueryの何がすごいのか?料金や代表的な機能をご紹介
BigQueryとは
概要
BigQueryは、Google Cloudが開発したサーバーレスで拡張性が高く、費用対効果に優れたクラウドデータウェアハウスです。SQLライクなクエリを用いて大量のデータを迅速かつ効率的に分析できます。
費用
BigQueryは従量課金制で、実際に使用したリソースに対してのみ支払いが発生します。料金は、クエリによって保存・処理されるデータ量と、実行されたクエリの数に基づいて決定されます。ストレージのコストはテーブルに保存されたデータの量によって決まり、処理のコストはクエリによって処理されたデータの量によって決まります。
BigQueryの代表的な機能
BigQuery ML
この機能により、BigQuery内で直接機械学習モデルを作成し実行することができます。SQLライクなクエリでモデルを構築できるため、専門的なスキルやツールは不要です。
BigQuery Omni
BigQuery Omniは、Google Cloud、Amazon Web Services、Microsoft Azureなど、さまざまなクラウドプラットフォームやデータソースのデータを分析できる、マルチクラウド分析ソリューションです。
BigQuery BI Engine
BigQuery BI Engineは、BigQuery向けの高速なインメモリ分析サービスです。1秒以下のクエリ応答速度とインタラクティブな分析機能を提供し、ビジネスインテリジェンスと分析のユースケースに最適です。
BigQuery GIS
BigQuery GISはBigQuery内で地理空間データを分析・可視化するための機能です。BigQueryに格納された地理空間データに対して、交差や内接などの空間演算を行い、その結果を地図上に可視化できます。
BigQueryの特徴とメリット
専門知識がいらない
BigQueryは、SQLライクなクエリでデータ分析ができるため、専門的なスキルや知識は必要なく、利用できます。そのため、データエンジニアからビジネスアナリストまで、幅広いユーザーが利用することができます。
分析したい形でデータを分析できる
BigQueryでは、生データでも加工されたデータでも、好きな形で分析できます。また、データをそのままの形で保存できるため、データの前処理の必要性が低く、作業がしやすくなります。
各種Googleのサービスと連携できる
BigQueryは、Google Cloud StorageやGoogle Data Studioなど、さまざまなGoogleサービスと統合されており、複数のソースのデータをシームレスかつ統合的に分析可能です。
BigQueryでできること
ビッグデータの分析
BigQueryは大量のデータを処理できるように設計されており、ビッグデータ解析に最適なソリューションです。ペタバイト級のデータをリアルタイムに分析でき、データに対する洞察を大規模に得ることが可能です。
リアルタイムの分析
BigQueryを使用すると、データに対してリアルタイムで分析を行うことができ、最新のデータに基づいて意思決定を行うことができます。
広告データの分析
BigQueryを利用して広告データを分析することで、広告のパフォーマンスや顧客行動などのインサイトを得ることができます。
他分析サービスとの連携
BigQueryは、Google Analyticsなどの他の分析サービスと統合して、データの全体像を把握できます。これにより複数のソースからのデータを容易に分析しデータに基づいた意思決定を行うことができます。
まとめ
BigQueryは、大規模なデータ分析からビジネスインテリジェンスやレポーティングまで、幅広いユースケースをサポートできる強力かつ柔軟なクラウドデータウェアハウスソリューションです。従来のデータウェアハウスソリューションと比較して、特に大量のデータを扱う企業にとって、よりコスト効率の高いソリューションとなり得ます。BigQueryを活用することで、企業はITインフラのコストを削減し、高速で効率的なデータ分析を享受することができます。
