楽天市場で出店するメリット。赤字にならない開業戦略

はじめに

楽天市場は日本最大のネットショッピングモールです。出店している企業の平均年商は8,000万円という驚異的なマーケットですが、その分競争も激しく、続ける事が難しい方も多いようです。年間約4万社が参入して、そのうち75%は撤退すると考えられているため、かなり厳しい市場であると言えるでしょう。楽天市場に出店するメリットを整理した上で、どういった対策をとることで競争に勝っていくのかを考えていきましょう

 

楽天市場に出店するメリット

とにかくお客様が多い

楽天市場は日本最大のマーケットで、年間3兆円を超える金額が取引されています。カテゴリ1位になるなどの人気店舗では、売上が1日あたり3,000万円を超える事もあり、その販売力は驚異的です。いきなりそれだけの集客は難しいですが、普通に販売を始めるだけでもチャンスの多い市場である事は間違いないでしょう。

 

ポイントやセールが潤沢

楽天ポイントやタイムセールといった情報は、EC運営者でなくても、テレビCMなどでみなさんご存知ではないでしょうか。楽天では、楽天内部で買い物や銀行口座管理などの生活を完結する事ができ、さらにそれが非常にお得なものになるようシステムが整備されています。このため、楽天ユーザーの定着率は高く、同じお客様が何度も店舗で購入してくれることが期待できます。

 

基本的な機能が揃っている

楽天は独自の商品管理、店舗管理システムを提供しており、これを使うことでシステムに詳しくない人でもECを使いこなすことが可能です。もちろん、全ての機能が揃っているわけではありませんが、自社ECを作りたいという場合にも、本当に楽天で再現できない内容なのか調べてみる価値はあるのではないでしょうか。後ほど事例でも紹介しますが、楽天市場では自社サイトと言われても違和感がないような美しい店舗も数多く存在します。

 

ブランド力強化に繋がる

楽天では百貨店で、楽天市場の店舗を集めたイベントを行うなど、人気店舗のブランド強化に力を入れています。また、楽天で売れるとは日本中の消費者から人気であることと殆ど同義です。そのため、「楽天で人気No.1」といった訴求はリアル店舗や自社ECでも通用するフレーズになっており、楽天で成功することが今後のビジネス拡大にも寄与すると考えられます。

 

 

楽天市場の成功事例

いわゆるソフトドリンクのお店

https://www.rakuten.co.jp/nakae/

こちらのお店は、和歌山に実店舗を構える町の商店。当初は小売事業を営んでいましたが、出店した時分は食品の卸を柱としていました。そんなお店が楽天に出店するきっかけとなったのは、スーパーマーケットやコンビニの台頭に伴う危機感でした。出店費用である月額5万円も高額に感じていましたが、将来性に賭けて出店を決意。自動販売機で変える商品だからこそ、どう売り出すかの企画をECコンサルタントと共に考えながら店舗運営を行ったそうです。結果的にこれまでの商売では感じることのできなかった、企画の楽しさを感じながら店舗運営に成功されています。

 

HP Directplus

大手で、強い自社ブランドを持つ企業でも楽天に出店するケースは珍しくありません。「HP(ヒューレット・パッカード)」も、パソコンブランドとして高い認知と支持を得ています。そのような会社でも楽天に出店する理由としては、「楽天で買い物をしたい」と考える人からの購買がかなりの額期待できるからです。楽天はその出店数やポイント制度などを利用して、”楽天のみで買い物を済ませたい”、”通販で買うなら楽天を使いたい”と考えるユーザーを抱えることに成功しています。だからこそ、指名でサイトに多くの人が訪れるような企業であっても、手数料を払って楽天に店舗を展開することに見合う収益をあげることができるのです。言い換えれば、楽天には、楽天でしかアプローチできないような多くのお客様にアプローチができると言えます。

 

&Habit

https://www.rakuten.ne.jp/gold/kobe-beauty-labo/

楽天のサイトは他のECサイトとは異なり、ややダサいイメージをもたれがちです。実際に楽天に出店されているサイトのデザインは似ているものが多いことは否めません。しかし楽天のサイトでも優れたデザインのサイトはたくさんあります。例えば、この「&Habit」では化粧品を扱っていますが、サイト自体も白を基調としたシンプルでスタイリッシュなものになっています。また、ただデザインが優れているだけではなくて、それぞれのブランドの魅力がトップページでしっかり伝わるように設計されているところなども、学べることが多いサイトだといえるでしょう。

 

CUSE BERRY 

https://www.rakuten.ne.jp/gold/cuseberry-dakkohimo/

EC開業の大きなメリットが商圏の拡大です。商圏が拡大することで、店舗だけでは十分なお客様を確保できないような専門店でも、ECを出店することで大きな収益をあげることが可能です。この「CUSE BERRY」さんもその代表的な例でしょう。赤ちゃん用品の中でも、抱っこ紐に特化して販売を行っているお店です。リアル店舗だと、近隣から十分なお客様を連れてくることに苦戦する可能性もありますが、オンラインでは日本中の小さなお子さんを抱える家族に対して商売ができます。このように、商圏を大きく広げることができるので、ニッチな強い商品だけであっても、十分に戦うことができます。

 

失敗しがちなパターン

手数料込みにすると赤字になる構造

楽天市場では、様々な手数料が発生するため、場合によってはいくら売っても赤字になるというケースが存在します。手数料率は計算が難しいですが、平均は売上高の13%になると言われています。このため、もしも自社製品の営業利益率が13%未満である場合には楽天市場で販売する前に、物流費や人件費といったコストを見直すか、販売価格を上げられないかを検討された方が良いと思います。なお、売上高が月間300万円以下の場合には、手数料率はさらに上がるため、規模の小さなビジネスを想定する場合には、さらに厳しいコスト管理が必要になります。

 

集客施策がとれていない

楽天市場にいくら人がいるといっても、待っているだけではお客様はやってきません。楽天で人を集めるのであれば、SEOや商品SKUの拡充を行っていくべきです。SEOとは「Search Engine Optimization」の略で検索に引っかかりやすくする対策を指します。商品タイトルが最も影響があると言われるので、人気の商品を参考にして消費者が調べると考えられる商品名をつけるのが集客力アップの秘訣です。また、商品数を単純に増やすことで、SEOで勝てる確率は上がっていきます。当たり前ですが、数を増やせばそれだけチャレンジする回数が増えるので積極的に商品数は増やしていきましょう。

 

広告やセールを活用できていない

楽天では無料でできるSEOなど集客施策の他に、有料で検索広告やメルマガ配信を行う事も可能です。また、タイムセールに掲載されることで優先してTOPページ掲載を狙えると言ったチャンスもあります。事業が小さいうちは広告や割引でコストをかけるのは怖いという方もいますが、楽天では「売れるから売れる」というロジックもあり、人気商品はどんどん上位に掲載されます。既存のライバルに勝って人気店になるなら、リスクをとってみる判断もあるのではないでしょうか。

 

売れる商品がない

そもそも需要がない商品を並べていても当然の事ながら売り上げは伸びていきません。いくら楽天に日本中の消費者がいるとはいえ、あまりにもニッチは商品は伸びない可能性をきちんと考えるべきでしょう。強いこだわりがある場合を除いて、やはり事前に競合となる店舗の商品数や価格、写真の美しさなどをチェックするのは必要です。

 

楽天に実際出店するにはどうすれば良いか

まず情報を整理する

これまでにご紹介したメリットと失敗例を元に、自社が楽天市場で成功するプランをきちんと考えましょう。もしも、情報収集に自信がない場合には、コンサルへの相談も考えてみましょう。やはり日本最大のECマーケットである楽天には、経験豊富なコンサルティング事業者もたくさんいるので、事業で成功したい方なら使わない手はありません。

 

出店審査に申し込む

事業プランが固まり、楽天に出店する意思を決めたのなら、楽天のホームページより”出店申し込み”をしましょう。

出店申し込みをすると、メールで出店の申し込みフォームが案内されますので、そのフォームの案内の指示にしたがって埋めていきます。また、審査に使われる必要書類も、この申し込みフォームにアップロードしていきます。
出店審査に必要な書類は以下のものになります。

  • 出店申込書
  • 審査書類
  • 取り扱い商材に関する営業許可
  • 商材の写真
  • 登記簿謄本

さらに個人事業主の場合は、

  • 住民票
  • 印鑑証明書
  • 実店舗の写真

以上を確認できるような状態にして申し込み画面に進むとスムーズに申し込みができるでしょう。

 

また申し込みの際には、「がんばれ!プラン」、「スタンダードプラン」、「メガショッププラン」「ライトプラン」という4つのプランの中からプランを選ぶ必要があります。


これらの違いはかなり複雑なので、下の記事で紹介しています。

 

出店料の入金

申し込みを完了し、書類での審査を通過すると出店料を入金する必要があります。オプションの他のサービスについては、手続きに時間がかかるもの・審査が必要なものがあるので、この時期に済ませておく必要があります。

 

店舗のオープン準備

審査完了後の契約時に発行される「RMS」という店舗管理画面を使いながら実際に店舗の準備を進めていきます。
店舗準備と一口に言っても、

  • 口座設定などの事前準備
  • 店舗情報設定
  • 商品準備
  • トップページ作成

などやることはかなりたくさんあります。楽天ではそれぞれの段階に応じてアドバイスをしてくれる担当者がつきますので、彼らのアドバイスを参考にしながら準備を進めていきましょう

 

オープン審査

楽天では書類での審査に加えて、オープン前にもう一度審査があります。ここで通過しないという販売主の方も少なくないので、しっかりと準備を進めて審査に挑むようにしましょう。

この審査に合格すると、晴れて出店が完了します、るべきことがかなりあり大変ですので、楽天の担当者やコンサルタントなどと相談しながら進めていくことをお勧めします

流れについては下の記事でもう少し詳しく紹介しているので、気になる方はチェックしてみて下さい。

 

 

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