EC制作会社とは。開発リソースがない会社でもネットショップを始めるために、契約の流れや比較検討の方法を学ぼう

はじめに

EC開業に興味はあるけど、どうやってサイトを作ろうか、と悩んでいる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。実際に社内でエンジニアやwebデザイナーを抱えるにはコストがかかりすぎるといった事情もあるかと思いますので、今回は「制作会社にサイト構築を依頼する」という選択肢について、メリットや制作会社の選び方などにも触れながら解説していきたいと思います

制作会社に依頼するメリット

デザインがしっかりしたサイトを制作できる

制作会社に依頼する大きなメリットが、デザイン力です。やはり、デザイン的に優れたサイトを制作するにあたっては、コーディングの知識やデザイン的なスキルが必要不可欠です。インスタントECやカートシステムにはテンプレートが入っているから、わざわざお金を払う必要がないのではないかと思われるかもしれませんが、そういったシステムでも自分たちの思い描くサイトを構築するためには、HTMLやCSSを使った開発が必要になってきます。その辺りについて、制作会社に依頼すれば専門家が対応してくれるので、自分の思い描くようなサイトを作ることができるでしょう。

ノウハウを生かした制作を行ってもらえる

自分たちが思い描くサイトが最適というわけではありません。実際に売れるサイトになれるかどうかは、オリジナリティと、普遍的なルールを踏まえていることの両方が重要になってきます。その点、制作会社は多くのサイト制作、幸運な場合には同ジャンルの商材について手掛けている場合もあります。ですから、サイトを作る上でも、売り上げを上げるために抑えておくべき点を教えてくれます。この手の知識は開業を考え始めた人では得ることができないものですので、非常に有益だといえるのではないでしょうか

業務負担・運営コストの削減

ECを開業するにあたってはやるべき事は山のようにあります。そういった点で、デザインや店舗作成などの作業負担を代替できるのは非常に大きなメリットです。また、上に書いた”ノウハウ”とも関連しますが、知識がない中でサイトを構築した場合には、実際に運用するとなったときにシステム連携や、受発注管理などの面で非効率なサイトになってしまうことがあります。なので、しっかりとした制作会社に依頼する事は、将来的なコスト削減にも繋がることがあるのです。

デザイン+αの価値がある場合も

ECサイトは、ぱっと見のデザインに気を取られてしまいますが、売上が上がるかどうかは見えない部分のこだわりの方に支えられているといっても過言ではありません。例えばSEOといって、googleなどの検索結果で上位表示されるようにサイトを設計するための施策を行ったり、サイトの改善ができるよう、お客様のサイト上での行動を記録する”タグ”を設置するなど、かなり専門的な知識を要する仕掛けが非常に重要です。制作会社ではその辺りについても精通している会社があるので、デザイン以外の価値といったところにも外注するメリットがあると言えるでしょう。

制作会社5社

ask me

https://www.askme.co.jp/r-support.html

大阪に本社を構える株式会社ask meでは楽天やヤフーショッピングといった大手のモールや、make shopやfuture shopなどのASP、EC Cubeといったパッケージまで多様なEC出店に対応しています。サポート実績も1500店舗以上で、年商1億円以上のネットショップの構築も行ったことがあるということで、かなり幅広く、魅力的な実績を持っているといえます。またメールマガジンの代行サービスも行っていて、集客の面でもサポートを行っています

アプリコットデザイン

https://apricot-design.com/ec/

長野県長野市に拠点を構える制作会社のアプリコットデザイン。オフィス自体は石川県や東京都にも構えています。この会社は、EC以外にもグラフィックデザインやブランディング事業なども展開していて、デザイン性の高いサイト構築に強みを持っています。対応する出店形態は、基本的には自社構築サイトのようです。しかしサイト制作以外にもSEOなどもサービスとして提供しているので、集客の部分まで支援してもらうことができ、長期的なサポートが期待できます。

IKITA企画

https://www.ikita.net/

IKITA企画は1000社以上に支援実績を持っているweb制作会社です。IKITA企画は楽天やAmazonなどのモールと、make shopやcolor me shopなどのカートシステムの両方のEC制作を支援しています。IKITA企画の強みとしては、100%オーダーメイドの制作を行っていて、制作担当者とダイレクトにやりとりをしながら制作を進めることができるということです。またネットショップの運営経験も持っているということで、運用面でも効率的・効果的なサイト制作を行ってもらうことができます。

ジェイブラブ

https://www.j-grab.co.jp/

ジェイブラブは越境ECの出店からサイト構築までを一気通貫でサポートしてくれる、渋谷区の会社です。扱っているECサイトは、おなじみのAmazonやshopfiyだけでなく、海外で一般的なmagentoやebayと呼ばれるサイトも含んでいて、展開する国に適したサイト構築を行うことができます。実際に1000件以上の支援実績も持っているなど、会社の信頼性もしっかりとしています。

選び方のポイント

制作実績

制作実績を参考にするのは必須だといえます。自社が構築したいサイトデザインを再現できるか、という部分はもちろん重要です。それに加えて、そもそもどのくらいの支援実績があるのか、似た商材についての制作実績はあるのかという部分でも実績を見てみることをお勧めします。単に制作部分だけでなく、他社の知見も学べるので、運用で大切になる勘所や、販促などの面でも大変有意義だといえます。

開発以外のサービス

サイトの制作や開発以外にもどんなサービスを展開しているのか、というのは調べておいた方がいいと思います。ネットショップの運営では集客で苦戦することが珍しくないですが、SEOやメルマガなどの集客サービスを展開していればその辺りでもサポートを受けることができます。また、そういったサービスを利用しない場合であっても、サービスとして提供できるレベルの知見を持っていることは、サイト制作の部分でも生きてくる部分ではあるので、サービス提供の有無は調べる必要があるといえます。

コスト

コストについては当然検討する必要があります。単に価格がいくらなのかだけではなく、パッケージ内にどんなサービスが含まれるのか、自社で用意すべきものはどんなものがあり、それはすぐに提供できるのかといった部分までよくよく調べる必要があります。また、”更新”については必ず確認をしましょう。自社で更新を行えるのかはもちろんのこと、更新を依頼する場合はいくらかかるのかまで想定しておかないと、完成後の運営で過剰なコストが生じてしまう可能性があります。

スマホ版のサイトの制作

スマホ版のサイトが制作できるかどうかも確認する必要があります。今の時代、生活者の多くはモバイルでも商品を購入します。スマホ版サイトでは普通のレスポンシブデザインよりもCVRが高くなりやすいので、今の時代はスマホ版のサイト制作は非常に重要だといえます。一見すると高いパッケージに見えても、スマホ版制作が入っていたりすると割安になっていたりもするので、スマホ版の制作にはいくらかかるのかを必ずチェックするようにしましょう。

出店代行を使えば安心かつ最適

ここまで制作会社に依頼するメリットや、実際の制作会社、選び方のポイントなどについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。制作会社を選ぶ上で検討すべき項目はかなり多く、自社の商品や展開規模などに応じてその内容も変わってきます。また制作会社への委託の前段階にある、要件定義や構築構想の部分でもかなり専門的な知識を要します。ですので、出店代行などのサービスを利用して、サイト構築から制作会社への依頼や外注管理などを依頼するのも非常に有効です。ぜひ検討してみてください。

CTA画像
デジタルマーケティングやIT業務導入など、様々な案件に対応をさせていただいております。弊社のコンサルタントが無料で相談に乗るので是非お問い合わせください。
詳しく見る

EC・D2CのWEBマーケティングコンサルなら-株式会社a general studio > ブログ > ニュース > 【2024/03/21】EC担当者・マーケター必読!最新マーケティングニュースまとめ&媒体情報|3選

ページトップへ