メルカリハイって何?意識・実態調査結果から見るフリマアプリにおける少額取引の位置づけ

メルカリ総合研究所のフリマアプリ利用者の意識・実態調査結果

以下はメルカリ総合研究所による「100円以下の利益で出品するフリマアプリ利用者」の調査結果です。

利用者の22.0%が、「3回に1回以上」の頻度で、100円以下の利益でフリマアプリに出品

フリマアプリに出品している利用者の22.0%が、「3回に1回以上」の頻度で、100円以下の利益でフリマアプリに出品をしていると回答。(出典:メルカリ総合研究所)

少額取引利用者は女性が6割以上

少額取引利用者の男女比は男性は36.7%、女性は63.3%、年代構成比は、10代3.1%、20代24.3%、30代35.1%、40代22.5%、50代15.0%

少額取引利用者の「捨てることがもったいない」意識が高い

少額取引利用者のフリマアプリ利用目的TOP3は、1位「不要品を処分するため(73.6%)」、2位「捨てることがもったいないため(62.3%)」、3位「お金を得るため(59.2%)」。高額取引利用者と比べ「捨てることがもったいないため」の回答が多く、15.7%の意識差。

少額取引利用者の主な目的は「不要品を処分するため」

少額取引利用者が商品が売れた時に「嬉しい・楽しい」と思う理由の1位は、「使えるモノを捨てる罪悪感がなくなるから(63.6%)」。高額取引利用者と比べて、23.9%の意識差。

売れた商品に対する利用者の感情:7割以上が嬉しさと楽しさを感じる

少額取引利用者が商品が売れた時に「嬉しい・楽しい」と思う理由の1位は、「使えるモノを捨てる罪悪感がなくなるから(63.6%)」。高額取引利用者と比べて、23.9%の意識差。

少額取引利用者の感情:捨てる罪悪感から解放される

少額取引利用者が商品が売れた時に「嬉しい・楽しい」と思う理由は、男性は女性よりも「他者に評価されたと感じるから」の回答が多く、22.8%の意識差。

女性は男性よりも「使えるモノを捨てる罪悪感がなくなるから」という回答が多く、8.7%の意識差。

少額取引利用者の中では、男性は女性よりも商品が売れることで「他者からの承認」を、一方で女性は男性よりも「まだ使えるモノを捨てる罪悪感の軽減」を感じる傾向

少額取引利用者が商品が売れた時に「嬉しい・楽しい」と思う理由は、男性は女性よりも「他者に評価されたと感じるから」の回答が多く、22.8%の意識差。

女性は男性よりも「使えるモノを捨てる罪悪感がなくなるから」という回答が多く、8.7%の意識差。

少額取引利用者の約6割がフリマアプリへの出品に「ハマっている」と回答

少額取引利用者の59.8%がフリマアプリでの商品販売に「ハマっている」と回答。高額取引利用者と比べ、17.3%の意識差。

全回答者の7割以上が商品が売れることで「承認欲求」

全回答者のうち70.3%が「フリマアプリで自身が出品した商品が売れること」で承認欲求が満たされると回答。55.7%が「自身のSNS投稿にコメントが入ること」で承認欲求が満たされると回答し、意識差は14.6%。

フリマアプリ利用後には全回答者の5割以上が「身の回りの売れるモノ」を探し始めるように

全回答者のフリマアプリ利用後の意識・行動変化TOP3は、1位「身の回りの売れるモノを探すようになった(53.3%)」、2位「売ることが楽しくなった(48.0%)」、3位「売ることを意識して購入し大切に扱うようになった(34.8%)」。

メルカリハイとは?

今回の調査に対してマーケティングライター、世代・トレンド評論家である牛窪恵氏の調査コメントから「出品した商品が売れることで、利用者の7割以上が「承認欲求が満たされる」と感じることも分かりました。しかもその充足感は、SNSでコメントされる時より高い。私たちが消費者に取材しても、一部の男女の間では「メルカリハイ」と呼ぶべき心理状況が発生しています。これは、メルカリに出品した商品が売れると、「誰かに価値を認めてもらえた!」と嬉しくなり、つい普段から「他にも何か売れるモノはないか」と探してしまうこと。」と承認欲求が満たされ、充足感を感じることを求めて常に売れるものがないかを探すことをメルカリハイと呼んでいるようです。

まとめ

メルカリ総合研究所の調査結果によると、フリマアプリ利用者の22.0%が100円以下の利益で頻繁に出品を行っています。少額取引利用者は女性が6割以上で、不要品の処分やお金を得るためが主な目的です。売れた商品に対しては、7割以上の利用者が嬉しさと楽しさを感じ、特に使えるモノを捨てる罪悪感がなくなることが一番の理由です。また、男性は他者に評価されたと感じることを重視し、女性は使えるモノを捨てる罪悪感がなくなることを重視します。フリマアプリには約6割の利用者がハマっており、商品が売れることで承認欲求が満たされると感じる人が7割以上です。さらに、フリマアプリ利用後には多くの人が身の回りの売れるモノを探し始めるようになっています。

このような心理状況をメルカリハイと呼びます。

よくある質問

Q1: メルカリ総合研究所の調査結果は信頼性がありますか?

A: メルカリ総合研究所は、メルカリという大手フリマアプリを運営している会社の研究機関です。調査結果はメルカリ利用者を対象に行われ、信頼性の高いデータが収集されています。

Q2: 少額取引利用者とは具体的にどのような人々を指していますか?

A: 少額取引利用者とは、フリマアプリで100円以下の利益で出品を行っている利用者のことを指します。女性が多く、主な目的は不要品の処分やお金を得ることです。

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