2023 / 02 / 09
2023 / 07 / 21 ツール・開発

ECサイトとECモールとは

ECサイトとは

ECサイトとは、オンライン上で商品やサービスを購入できるウェブサイトのことです。

ECモールとは

ECモールとは、ECサイトの一種で複数のオンラインショップを集約し、お客様が複数の事業者の商品を閲覧・購入できるプラットフォームです。ECモールはオンラインショッピングセンターのようなものであり、お客様は同じ仮想空間内で複数の店舗を訪問できます。

ECサイトとECモールの違い

手数料

ECサイトでは、出品者から販売手数料を徴収することがあります。ECモールの場合、プラットフォームを利用することで手数料が発生する場合があり、受注管理や顧客対応などのサービスをモールが一元的に提供するため、単体のECサイトと比較して手数料が高くなる可能性があります。

利用料

ECサイトでは、商品の出品、出店、特定の機能の利用などのサービスに対して手数料を徴収することがあります。また、ECモールでは、プラットフォーム利用料やトラフィック利用料に加え、同様のサービスに対して利用料が発生する場合があります。

機能

ECサイトでは、商品の検索や絞り込み、ショッピングカート、安全な決済手段など、様々な機能を利用することが可能です。ECモールは、単体のECサイトと比較すると機能は限定されますが、商品一覧、チェックアウト、カスタマー・サービスなどの基本的なショッピング機能を利用することが可能です。

サイト構築

ECサイトは、スクラッチから構築するカスタムサイトと、Shopify、Magento、WooCommerceなどのECプラットフォームを利用して構築できます。

ECモールの場合、ECプラットフォームを利用して構築するのが一般的で、モール運営者やマーチャントのニーズに合わせてカスタマイズが可能です。

客層

ECサイトは、個人から法人まで幅広い顧客層を取り込むことができます。

一方、ECモールは、特定の商品・サービスカテゴリーに特化した、より絞り込んだ顧客層が多いです。

ECサイトのメリット

リーチの拡大

世界中の人々にリーチできるため、売上と顧客数を増加させる可能性があります。

24時間365日利用可能

24時間365日利用できるため、ユーザーはいつでも購入できます。

諸経費の削減

ECサイトの運営は、実店舗の運営に比べ、家賃や光熱費、人件費などが不要なため、一般的に諸経費が安くなります。

パーソナライズされた体験

データや技術を活用して、お客様にお勧めの商品を紹介したり、お客様に合わせたマーケティングを行ったり、シームレスなチェックアウトを実現するなど、ショッピング体験をパーソナライズできます。

ECサイトのデメリット

配送と納品の問題

ECサイトにとって、配送や配達は、特に海外の顧客や遠隔地に製品を配送する際に課題となることがあります。配送の遅れや商品の破損は、顧客満足度に悪影響を及ぼし、返品や売上の減少につながる可能性があります。

物理的なインタラクションの制限

ECサイトでは、お客様に実際に商品を手に取ってご覧いただくことができないため、衣料品や家具など、特定の種類の商品には不利な場合があります。

決済の安全性

ECサイトでは金銭的な機密情報を扱うため、詐欺やサイバー攻撃のターゲットになりやすいです。決済の安全性を確保し、顧客情報を保護することは、ECサイトにとって難しい課題であり、技術やセキュリティ対策への投資が必要です。

ECモールのメリット

一元化されたプラットフォーム

ECモールは、複数の加盟店の商品を閲覧・購入できる一元的なプラットフォームを提供しており、ユーザーが商品や価格を比較しやすいです。

集客力の向上

ECモールには多くの顧客が集まるため、単独でECサイトを運営する場合と比較して、より多くの潜在顧客を獲得できます。

商品の視認性向上

ECモールに出店することで、他の出店者の商品と一緒に掲載されるため、顧客の目に留まる可能性が高まります。

運営コストの削減

ECモールでは、受注管理、顧客対応などのサービスを一元化して提供することが可能であるため、事業者の運営コストを削減し、コアビジネスに注力できます。

ブランド認知度

ECモールは、独立したECサイトと比較して、信頼できるプラットフォームであり、より確立されたものと見なされるため、加盟店のブランド認知度を高めることができます。

ECモールのデメリット

コントロール性の低下

ショップのデザインやレイアウト、商品説明、ブランディングなど、オンライン・プレゼンスの管理レベルが制限される可能性があります。その結果、顧客に対してパーソナライズされた、より差別化された体験を提供できなくなる可能性があります。

競争の激化

ECモールに出店すると、他の出店者と同じような商品を販売することになり、出店者にとっては競争が激化します。

手数料が高くなる

ECモールは、受注管理や顧客対応などのサービスを一元化しているため、単体のECサイトと比較して手数料が高くなる可能性があります。そのため、出店者の利益率が低下し、収益に影響を与える可能性があります。

自分に合ったECサイトの上手な選び方

提供する製品

販売したい商品の種類を検討し、その商品に対応したEコマースサイトであることを確認しましょう。

支払い方法

安全な支払い方法を提供し、ターゲット顧客が好む支払い方法をサポートしていることを確認しましょう。

配送と配達

ECサイトが提供する配送オプションを検討し、顧客のニーズを満たしていることを確認しましょう。

カスタマイズ性

ショップのデザインやレイアウトをカスタマイズして、自社のブランドや美意識に合うようにできるEコマースサイトを探しましょう。

カスタマーサポート

万が一のトラブルにも対応できるよう、迅速なカスタマーサービスとサポートが受けられるECサイトであることを確認しましょう。

マーケティング・販促ツール

ECサイトが提供するマーケティング・販促ツールを検討し、自社のマーケティング戦略に合致していることを確認しましょう。

モバイル対応

オンラインショッピングの大部分はモバイル端末で行われるため、Eコマースサイトがモバイルフレンドリーであることを確認しましょう。

分析とレポート

売上をモニターし、データに基づいた意思決定をするのに役立つ、強力な分析・レポートツールを提供しているEコマースサイトを探しましょう。

コスト

月額費用や取引手数料など、Eコマースサイトの利用にかかる費用を検討し、予算に見合ったものであることを確認しましょう。

まとめ

ECサービスを選ぶ際には、商品の種類、支払い方法、配送方法、カスタマイズ、カスタマーサービスとサポート、マーケティングとプロモーションツール、モバイル対応、分析とレポート、コストなどの要素を考慮する必要があります。販売したい製品に対応し、安全な支払い方法を提供し、ブランドに合ったカスタマイズが可能なECサイトであることを確認してください。