RaspberryPiとはなにか?その特徴と初期セキュリティ対策について紹介します

RaspberryPiとはなにか?

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)は、シングルボードコンピュータ(Single Board Computer、SBC)の一種であり、小型で低コストなコンピュータプラットフォームです。これは教育用やホビープロジェクト、産業用途など多岐にわたる用途に利用されています。

RaspberryPiの特徴

もともとは教育用コンピュータであるため低コスト

Raspberry Piは、初めは教育機関でプログラミングやコンピュータサイエンスを教えるために設計されたことから、低コストで入手可能です。これにより、多くの人が手軽にコンピュータを学び、実験を行うことができます。

プログラミング学習が可能

Raspberry Piは、Pythonや他のプログラミング言語を学ぶための理想的なプラットフォームです。多くのプログラミングプロジェクトやリソースが利用可能で、プログラミングスキルを向上させるのに適しています。

省電力でサーバーとしても利用できる

Raspberry Piは省電力で動作し、小規模なWebサーバーやネットワークアプリケーションの実行に適しています。これはエネルギー効率の向上に寄与し、環境にやさしい選択肢となります。

GPU搭載でグラフィック処理が可能

多くのRaspberry Piモデルには、GPU(Graphics Processing Unit)が搭載されており、グラフィック処理を高速に実行できます。これは、ビデオストリーミングやゲームなどのグラフィック関連のアプリケーションに適しています。

RaspberryPiが人気の理由5つ

コスパがいい

Raspberry Piは非常に低価格で提供されており、性能と機能を考えるとコストパフォーマンスが非常に優れています。これは多くの人が手軽にアクセスできる理由の一つです。

購入しやすい

Raspberry Piは多くの電子製品店やオンラインストアで入手でき、誰でも簡単に購入できます。そのアクセシビリティの高さから、多くの人々が手に取り、プロジェクトを始めることができます。

初心者でも使いやすい

Raspberry Piは使いやすいインターフェースとドキュメンテーションが提供されており、初心者にも親しみやすいです。初めてのプログラミングや電子工作に取り組む人々に最適です。また、デフォルトでプログラミング言語も総合開発環境も備わっているためのも魅力の1つ。手元にあればすぐにプログラミングを始められます。プログラミング言語のインストールや開発環境構築は初心者にとって最初にぶつかるハードルですが、最初から用意されていれば、挫折することなくプログラミング学習をすすめることができるでしょう。

シンプルゆえに奥が深い

Raspberry Piはシンプルなデザインを持ちながら、多くの高度なプロジェクトやカスタマイズが可能です。これにより、ユーザーは自分のスキルレベルに合わせてプロジェクトを進めることができます。

コミュニティが充実している

Raspberry Piコミュニティは非常に活発で、フォーラム、ウェブサイト、ソーシャルメディアで情報共有やサポートが行われています。これにより、ユーザーは問題解決やアイデアの共有に役立つリソースにアクセスできます。

RaspberryPiとセキュリティ

具体的な危険ポイント

ユーザ名とパスワードがデフォルトのまま

Raspberry Piは初期設定ではユーザ名「pi」とパスワード「raspberry」がデフォルトで設定されています。これはセキュリティ上の危険ポイントです。

電源を入れると自動的にログインされる

一部のRaspberry Pi設定では、電源を入れると自動的にログインされる設定があります。これにより、物理的なアクセスが制限されていない場合、セキュリティが脆弱になります。

SSHのポート番号が22

SSH(Secure Shell)のポート番号がデフォルトのままである場合、悪意のあるユーザーに対する攻撃の試行が増える可能性があります。

SSHがパスワード認証

SSHの設定がパスワード認証になっている場合、強力なパスワード攻撃に対して脆弱です。

危険ポイントへの対処方法

Rootユーザにパスワードを設定する

Rootユーザに強力なパスワードを設定し、不要な権限を制限します。これにより、不正アクセスを防ぎます。

自動ログインの解除とpiユーザの削除する

自動ログインを無効にし、不要なユーザ(例: “pi”ユーザ)を削除することで、物理的なアクセス制限を強化します。

SSHのポート番号を22から他番号に変更する

SSHのポート番号をデフォルトの22から別の番号に変更し、悪意のあるアクセス試行を防ぎます。

SSHを公開鍵認証に変更する

SSHの認証方式をパスワード認証から公開鍵認証に変更することで、セキュリティを向上させます。公開鍵認証はより安全な方法です。

まとめ

Raspberry Piは多くの利用可能な機能や用途を持つ便利なコンピューティングプラットフォームですが、セキュリティの観点からも注意が必要です。デフォルトの設定ではセキュリティ上の危険ポイントが存在し、これらに対処する必要があります。具体的な対処方法としては、Rootユーザに強力なパスワードを設定し、自動ログインを無効化し、不要なユーザを削除することが挙げられます。また、SSHのポート番号を変更し、公開鍵認証を有効にすることで、ネットワークセキュリティを向上させることができます。これらの対策を講じることで、Raspberry Piをより安全に利用できるようになります。セキュリティの確保は、Raspberry Piの効果的な利用に欠かせない要素です。

よくある質問

Q1:Raspberry Piとは何ですか?

A1:Raspberry Piは、小型で低コストのシングルボードコンピュータ(SBC)の一種です。教育、ホビープロジェクト、産業など、さまざまな用途に利用されています。

Q2:Raspberry Piの特徴は何ですか?

A2:Raspberry Piの特徴には、低コスト、プログラミング学習の可能性、省電力性、GPU搭載、多くのモデルが存在するなどがあります。

Q3:Raspberry Piのどのモデルを選ぶべきですか?

A3:選択肢は多く、用途や性能に応じて異なります。一般的には最新のモデルがおすすめですが、プロジェクトの要件に合わせて選択することが大切です。

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