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Amazon出品の撤退方法について解説

目次

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Amazonの撤退方法

Amazonストアを閉鎖する手続きを行う際には、退店前に全ての注文商品を出荷し、すべての商品の出品を停止し、出品ステータスを停止に切り替える必要があります。

具体的な手順としては、FBA(Fulfillment by Amazon)を利用している場合、全ての在庫をAmazonに返送する手配が必要です。



(返送のステータスはセラーセントラルの上部メニューから「レポート」→「フルフィルメント」→「返送/所有権の放棄依頼の詳細レポート」を選ぶことで確認できます。)

一方、自社出荷を行っている場合は、在庫数を0にするか、商品の出品を終了させる必要があります。

さらに、海外でも出品を行っている場合は、各地域ごとにアカウントを個別に解約する必要があるため、注意が必要です。


Amazon出品者評価を向上させる方法については以下の記事をご覧下さい。

撤退の前に確認すべき事項

Amazonからの撤退を決断する前に、以下の点について十分に検討することをお勧めします。

  • 売上の推移: 直近6ヶ月〜1年の売上推移を分析し、一時的な落ち込みなのか、長期的な衰退傾向なのかを見極めましょう。
  • 競合状況: 同カテゴリー内の競合状況や価格競争の激しさを確認しましょう。
  • 在庫状況: 現在の在庫量と、それを清算するための時間とコストを計算しましょう。
  • 契約上の義務: Amazonとの契約上の義務(最低出品期間など)があるかどうかを確認しましょう。
  • 顧客への影響: 定期的に購入してくれている顧客への影響と、代替チャネルの案内方法を検討しましょう。

撤退方法

出品用アカウントの解約

出品用のアカウントを解約したい場合、以下の項目を満たしていないと解約が出来ません。

  • 未出荷の注文をすべて出荷します。
  • 最終販売日から、Amazonマーケットプレイス保証申請の期間である90日間待機します。
  • アカウントの残高が0になる(次回の支払いまたは請求日付)まで待機します。
  • 必要な返金を含む、購入者とのすべての取引を完了・解決します。
  • 売り上げの最終支払いを受けるために、有効な銀行口座情報が登録されていることを確認します。
  • パフォーマンス通知を確認し、アカウント停止の理由がすべて解決され、アカウントが回復されていることを確認します。

解約手順

上記を満たしている場合の解約手順について解説していきます。

  1. 設定 → 出品用アカウント情報ページの「アカウントの管理」→「アカウントを閉じる」をクリックします。
  1. 「アカウントの解約をリクエストする」を選択 → 「次へ」をクリックします。
  1. アカウントの解約オプションの確認が表示されるので「はい」→「次へ」を選択します。
  2. 上記の手順を進めると、解約の確認メールが届きます。もしくはアカウントの解約が出来ない状態である旨記載されたメールが届きます。

解約手続き完了後の注意点

アカウント解約が完了した後も、以下の点に注意が必要です。

  • 解約後も一定期間(通常90日間)はAmazonのシステム上にデータが保持されます。
  • 過去の取引記録やレポートへのアクセスができなくなるため、必要なデータは事前にダウンロードしておきましょう。
  • カスタマーレビューは商品ページに残り続ける可能性があります。
  • 同じ情報(メールアドレス、銀行口座など)で再登録を希望する場合、一定の制限がかかる場合があります。



出品アカウントの作成手順を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

アカウント権限を小口出品に切り替える

大口出品から小口出品へ切り替えることで、完全な撤退ではなく、規模を縮小して出品を継続することも可能です。

小口出品への切り替えのメリット・デメリット

メリット:

  • 月額登録料(4,900円)が不要になる
  • アカウントを維持できるため、将来再び大口出品に戻ることが容易
  • カテゴリー制限がある場合でも、すでに承認されている商品は継続して販売可能

デメリット:

  • 商品1点あたり100円の販売手数料が追加される
  • 出品できる商品数に制限がある(通常は500点まで)
  • 一部のカテゴリーでは出品できなくなる可能性がある
  • 大量出品ツールなど一部の機能が使えなくなる

切替の手順

切替の手順について詳しく解説します。

  1. 設定 → 出品用アカウント情報ページの左側にある「ご利用のサービス」で「サービスの管理」をクリック
  1. 「Amazon出品サービス」をクリック
  1. 登録内容ページで、Amazon出品サービスセクションにある「小口出品に変更」をクリック
  1. 変更内容を確認し、同意して切り替えを完了します

切り替え後、すぐに小口出品の料金体系が適用されますが、既存の商品リストは自動的には削除されません。
商品数が小口出品の制限を超えている場合は、手動で商品を削除する必要があります。


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在庫の処理方法

撤退を決めた場合、在庫の処理は重要な課題となります。
以下にいくつかの方法を紹介します。

FBA在庫の返送

  1. セラーセントラルにログイン後、「在庫」→「在庫の管理」を選択
  2. 返送したい商品を選択し、「アクション」から「返送を作成」を選択
  3. 返送理由と配送先住所を入力して手続きを完了
  4. 返送手続き完了後、通常2〜3週間程度で指定した住所に商品が届きます

なお、返送には費用がかかります。
返送費用は商品のサイズや重量、数量によって異なります。

在庫の売却・処分

  • 値下げセール: 完全撤退前に思い切った値下げで在庫を早く売り切る方法
  • 他のセラーへの譲渡: 同じカテゴリーで出品している他のセラーに在庫を譲渡する
  • 他のマーケットプレイスでの販売: 楽天市場やYahoo!ショッピングなど他のプラットフォームでの販売
  • 廃棄依頼: Amazonに廃棄を依頼する(廃棄手数料がかかります)

国際展開している場合の注意点

Amazonの国際マーケットプレイス(北米、ヨーロッパ、アジア太平洋など)に出品している場合、各地域のアカウントを個別に解約する必要があります。

  • 北米(アメリカ、カナダ、メキシコ)
  • ヨーロッパ(イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペインなど)
  • 日本
  • オーストラリア

各地域によって解約手続きや必要書類が異なる場合があるため、事前に各地域のセラーサポートに確認することをお勧めします。

まとめ

ここまでAmazonの出店の撤退方法を解説してきました。
撤退方法としては、完全に解約するか、小口出品に切り替えるかの2つの選択肢があります。
どちらを選ぶにしても、事前準備と計画的な実行が重要です。
特に在庫の処理や未処理の注文、顧客対応などを適切に行うことで、トラブルなくスムーズに撤退することができます。

また、撤退を検討する前に、売上向上の可能性や運営方法の改善など、他の選択肢も検討してみることをお勧めします。
どういう方法を取るのが最適か、いくつかのやり方を知っているだけでスムーズに進めることが出来るので是非参考にしてみてください。

よくある質問

Q1: Amazonの出店撤退方法は?

A1:Amazonの出店撤退方法は、アカウントを解約するか、小口出品に切り替えることです。
アカウントを解約する場合、Amazonに連絡してアカウントを解除し、出品中の商品が全て削除され、販売不可能になります。
小口出品に切り替える場合、アカウントは維持したままで、一部制限があるものの販売を継続できます。

Q2: Amazonの出店撤退の際に注意すべきことは?

A2:Amazonの出店撤退の際に注意すべきことは、出品中の商品を削除し、残高を出金し、Amazonに連絡して出店撤退手続きを行うことです。
また、FBA在庫がある場合は返送手続きを完了させ、顧客からの問い合わせや返品対応の体制を一定期間維持することも重要です。

Q3: 撤退後も顧客対応は必要ですか?

A3:はい、撤退後も一定期間(通常は最終販売日から90日間)は顧客からの問い合わせや返品対応が発生する可能性があります。
Amazonのポリシーに従って適切に対応することが、アカウントを良好な状態で閉鎖するために必要です。


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