NP後払いとは。ネットプロテクションズが運営する後払いサービスを、審査や申し込み方法など解説します。

はじめに

ECの開業にあたって決済が原因で離脱してほしくない、ECを運営していて思ったよりも収益が上がっていない、そういった要望・課題を抱えて「後払い」サービスの導入を検討しているという方は多いのではないでしょうか。この記事では、後払いサービスの中でも人気の高い、NP後払いについて、その魅力や料金体系、導入フローなどを解説していきます。また、最後にはECコンサルタントの立場から、導入企業を選定する上でのポイントについても紹介していますので、今後のEC運営に是非とも役立ててください。

 

 

後払い決済とは

後払い決済とは、サービスの利用後にお客様が料金を支払う事が可能な決済方法です。近年人気の支払い方法で、幅広い世代に利用されていますが、特にzozotownの”ツケ払い”についての調査では10代・20代が利用者の60%近くを占めるという結果があるなど、若年層からの支持が厚い決済方法です。また初めて利用するネットショップで利用したい決済方法を聞いたアンケートでは、クレジットカードに次ぐ2位となるなどますますその存在感を強めています

 

後払い決済のメリットや導入方法などについて解説した記事もありますので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。

 

 

NP後払いの強み・弱み

業界シェアNo.1の実績

NP後払いは、後払い決済業界の中でも売上シェアNo.1の企業です。実際にNP後払いを利用するユーザーは年間1,450万人、年間流通総額は2,900億円で通販事業者57,500社がNP後払いを導入しています。決済に関する領域ですので、信用が非常に重要な要素となってきますが、その点NP後払いは、多くの事業者に選ばれ、多くの利用者を抱えているので全く問題がないと言えるでしょう。

 

未回収リスクを保証してくれる

NP後払いでは、未回収のリスクを100%保証してもらえます。後払い決済は、商品が手元に届いてからお客様が支払いを行う構造となっているため、お客様に支払いをしてもらえないリスクが存在します。その点について、NP後払いはお客様の払い有無に関わらず、商品がお客様の手元に届いていれば購入代金の支払いを行ってくれますので、上記のリスクを回避することができます。また、故意の有無関係なく、お客様からの支払いが遅れてしまうことが往々にして発生しますが、NP後払いを利用していれば支払い案内も行ってくれるので、支払い督促にかかるコストを抱える心配もありません

 

外部連携が充実している

NP後払いは外部の連携サービスが充実しています。例えば、ECサービスとの連携を例に見ても、NP後払いは、EC CUBE、MakeShop、たまごリピート、future shop、ecbeingなど主要なカートシステムとは全て連携しています。また、管理システムでのネクストエンジンやクロスモール、テンポスターなど多くのシステムと連携しています。そもそも現在運営(または運営を予定)しているECと連携しているかはもちろん重要ですが、今後規模を拡大した際にもさまざまなツールの導入がスムーズに進められることは大きなメリットです。

どのサービスと連携しているのか、詳しく知りたいという方はこちらの公式サイトを確認してみてください。
https://www.netprotections.com/tool/

 

サービス料(決済手数料)がやや割高

上記のようにさまざまな点でメリットのあるNP後払いのサービスですが、サービス料(決済手数料)の面で他社よりもやや遅れをとっています。のちに詳しく解説しますが、NP後払いの決済手数料は、月額固定費の有無にもよりますが、2.9~5.0%となっていて、他社よりもやや割高です。手数料が安いとされる、Paidyの決済手数料は3.5%なので最大1.5%分手数料が高くなってしまいます。ただ、プランや売上額によっては、NP後払いの方が安くなる場合もありますので、ご自身のビジネス規模などと相談しながら決められることをお勧めします。

 

 

料金体系

ここからは、NP後払いの料金体系について解説をしていきます。

NP後払いは、個別提案用のプランを除くと4つのプランを用意しています。4つのプランの料金は以下の通りです。

  • Aプラン
    月額固定費:0円、サービス料金:5.0%
  • Bプラン
    月額固定費:5,000円、サービス料金:4.4%
  • Cプラン
    月額固定費:20,000円、サービス料金:3.6%
  • Dプラン-月額固定費:48,000円、サービス料金:2.9%

プランは月商を基準に、以下のように選ぶと無駄がないと思います。

  • Aプラン-月商0~91万円
  • Bプラン-月商92~205万円
  • Cプラン-月商206~439万円
  • Dプラン-月商440万円〜

また、これらの費用に加えて、請求書発行時には190/件の料金が、振込時には振込金額に応じて400~700円(振込先が三井住友銀行の場合は100~400円)かかります。

 

導入フロー

NP後払いの導入フローは、以下の通りです。

 

申し込み

以下URLのサイトからに会社名や氏名などの必要情報を打ち込み、申し込みを行います。

 

必要書類の申請

必要書類は、法人か個人によって異なりますが、必要書類を準備して申請を行い審査へと進みます。必要書類は以下の通りなので、あらかじめ準備しておくと手続きがスムーズに進むかと思います。

  • 法人の場合
    登記簿謄本 履歴事項全部証明書 スキャンデータ(直近3ヶ月以内のもの)、印鑑証明書 スキャンデータ(直近3ヶ月以内のもの)、店子申請書 スキャンデータ(※NPカード利用の場合のみ)
  • 個人の場合
    代表者様の住民票 スキャンデータ(直近3ヶ月以内のもの)、代表者様の印鑑証明書 スキャンデータ(直近3ヶ月以内のもの)、個人事業の開廃業届けのスキャンデータ又は税務申告書のスキャンデータ

 

加盟審査

必要書類の申請が終わると、審査が開始されます。ここでは特にやることはありませんので、審査が通過した後の準備(ECサイト上でのアナウンスなど)などを進めておくと良いかと思います。

 

サービス開始準備

審査終了後、NP後払いの決済追加作業を行いNP後払いに連絡をすると無事サービス開始となります。

 

 

導入企業選定のポイント

ここまでNP後払いについて詳しく解説してきましたが、NP後払いに限らず、導入企業を選定する上でどのような点が重要なのかについてもご紹介していきます。

 

コスト計算を行う

当たり前のことですが、導入にあたってどのくらいのコストを要するのかはあらかじめ計算しておく必要があるでしょう。後払い決済の事業者の多くは、月額の固定費用とサービス利用料(決済手数料)の両方を課してきますので、ご自身の月商と照らし合わせてどの会社の、どのプランにするべきかよくよく検討しましょう。特に、決済手数料については、売り上げがどのくらいになるのかと、その中でどれだけ後払いが選択されるかなど、シミュレーションを立てるのがやや難しいです。必要に応じて、ノウハウなどを持ったEC事業者やプロに相談するのが良いと思います

 

とにかく情報を多く集める

せっかく後払いを導入しても、他に魅力的な決済事業者が見つかるということや、導入をしてもうまくいかない可能性は否定できません。しかし、決済事業者は一度導入を行うと、移行の際に高い金額を支払う必要があります。ですので、決済事業者の選定は最初が非常に肝心です。さらに、導入にあたって、ECに組み込む際にどの程度の開発が必要なのか、ということも明らかにしておく必要があるでしょう。決済手段の少なさや、システム制約、帳票管理などさまざまな面から検討を加えるために、多くの情報を集めるようにしましょう。遠回りに感じるかもしれませんが、後々回り道するよりも良いですので、抜かりなくリサーチを行いましょう。

 

問い合わせを積極的に行う

これは上の情報の集め方にもつながる話ですが、積極的に問い合わせを行うことをおすすめします。後払い決済の問い合わせ窓口は平日には大抵空いているかと思います。まずは気軽な気持ちで資料請求などしてみましょう。決済業者の情報は、非公開情報が多くあります。問い合わせを行うのは工数ですが、できるだけ生の情報に触れられるようにするのが良いと思います。導入を検討していないサービスであっても、導入予定のサービスとの比較などを聞くことで、思わぬ魅力や弱点に気付けるかと思います

 

プロに相談する

後払い決済をはじめとする、決済代行会社選定は複雑で非公開情報も多いため、EC運営のプロでも選ぶのが難しい領域です。しかし同時に、決済手数料は、ビジネスの利益率をダイレクトに左右する非常に重要な要素です。ECを本気で成長させたいとお考えなのであれば、初期費用が多少かかったとしてもプロの力を借りるのが良い戦略だと言えるのではないでしょうか。最初は無料で相談に乗ってくれるところも多いと思いますので、身構えずに一度コンタクトをとってみることをお勧めします。

 

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